Asia Open Data Partnership 2019を開催、アジアオープンデータ憲章を採択
アジア・オープンデータ・パートナーシップを開催しました。本サミットは、アジア・オープンデータ・パートナーシップの活動の一環として実施しておりましております。これは、2015年より開催され、今回で5回目の開催となります。アジア・オープンデータ・パートナーシップは、アジア各国が、オープンデータの実施のための国際連携を深めることを目的として活動しており、本日はアジアの11の国と地域、日本、台湾、韓国、インド、インドネシア、マレーシア、ベトナム、カンボジア、ミヤンマー、フィリピン、タイから、オープンデータを第一線で取り組んでおられる専門家の皆様にお越し頂いて実施しております。
■ウェブページ
http://www.vled.or.jp/2019IODsummit/
■ビデオ(開会挨拶)
■報道
データ駆動型農業(高知県)、ナスの収量予測
情報学環と高知県は、2018年5月に協定を締結し、IoT等の先端情報通信技術を用いた、地域課題の解決や地方における産業創造などの研究教育に共同でとりくんでいます。こうした協定に基づいた活動の一環として、2018年より、高知県農業技術センターと情報学環・越塚研究室が共同で、ナス栽培における生育データや環境データなどを学習させたAIエンジンを開発し、なすの出荷数の予測精度を向上させるプロジェクトが生まれました。
なすは、高知県における主要な園芸作物の一つであり、出荷時期の調整や予測がうまくできれば、よい契約条件下での出荷に直結できます。しかし出荷時期の調整や予測は農家の方々にとっても難しい問題でした。そこで、今回、データを駆使してこの問題を解決するAIエンジンの開発に取り組んだのです。
この出荷予測AIエンジンを開発するため、農業技術センターでは環境データや気象データ、生育データ、収量データを提供し、越塚研究室の崔鐘文氏(学際情報学府総合分析情報学コース修士2年)がこれらのデータを学習させたAIエンジンを開発しました。これまで、開発したAIエンジンと、実際にナス栽培をしている農業技術センター研究員(浅野雄大氏)が、2週間後の収穫果数を予測し、どちらが実数に近いかを比較する予測会を、2019年3月、5月と2回実施し、その都度誤差分析を行い、方式の改善と予測精度の向上を図ってきました。
こうした、ナスの出荷数予測プロジェクトの集大成として、2019年6月27日、高知県農業技術センターで、なすの環境データと生育データを解析し、収量を予測してくれるAIエンジンを用いて、「なすの収量予測対決」を行いました。
結果は、6/21、24、26の3日間の収穫量予測は、AIが20個、研究員が18個でした。実際の収穫量は、21個でした。これによって、若干ではありますが、対決の結果として、AIの勝ちとなりました。
越塚研究室で、この予測に取り組みはじめて約半年、それで、農業技術センターのなすづくりの名人の予測と同程度、または対決の結果としては勝つことができたことは特筆に値すると思われます。研究員の長年の知見とほぼ同等の結果を半年で、しかもデータだけから得られました。この手法は、他の作物にも適用できるのではないかと思います。
*なお、本イベントは以下で報道されました。
– インプレスDigital X: ナスの収量予測でAIと人が初対決、データ駆動型園芸農業を推進【高知県IoT推進ラボ】
– NHK(高知)「AIと人が対決!ナス収穫数予測」(2019年6月27日)
– テレビ高知「ナスの収量予測でAIと人間が対決」(2019年6月27日)
– 共同通信「AIが初勝利、ナス収穫の予想:高知、研究員と3度目対決」(2019年6月27日)
– 高知新聞「ナス収量予想はAIに軍配 東大院開発 高知県職員と精度競う」(2019年6月27日)
ネコリコ社、日本データサイエンス研究所と実証実験・研究における3者提携
越塚登教授が、「micro:bitで作ってみよう!キッズプログラミングコンテスト」 の審査員を務めました。
東京大学⼤学院情報学環オープンデータセンター(UTODC)と台湾ODA(Organization for Data-driven Application)がMoUを締結しました(2019年3月27日)
2019年3月27日、東京⼤学⼤学院情報学環オープンデータセンター(センター長:越塚登、以下、UTODC)は、台湾ODA(Organization for Data-driven Application、Chairman: Dr. Chi Ming Peng)はアジアにおけるデータ駆動型経済の発展に寄与するための連携を行うことに合意し、MoU(Memorandum of Understanding)を締結いたしました。
締結式は、台湾台北市で開催されている、アジア最大のSmart Cityイベントである、2019 Smart City Summit and Expoにおいて実施され、台湾におけるIoTやSmart City、Open Dataに関する多くの関係者が列席するなか、越塚登教授・UTODCセンター長と、Chi Ming Peng博士・ODA Chairmanとの間で署名を行いました。
プログラミング教育シンポジウム(2019年3月24日)を広島国際学院高校で開催しました
2019年3月24日、英国Micro:bit Educational FoundationのHead of AsiaであるWaris Candra氏をお招きし、「プログラミング教育シンポジウム」を広島国際学院高校で開催しました。
日本テレビ「バンキシャ」で不在配送解決の研究を取り上げていただきました(2019年3月17日)
日本テレビの報道番組「バンキシャ」(2019年3月17日)で、不在配送解決の研究を取り上げていただきました。
日本テレビ「バンキシャ」
越塚登教授が、IVI(インダストリアル・バリューチェーン・イニシアチブ)公開シンポジウム2019のパネルセッションに登壇しました
交通新聞・交通論壇「MaaSプロジェクト:まず何をしたいかを考える」(越塚登)(2019年3月11日)が掲載されました
交通新聞・交通論壇「MaaSプロジェクト:まず何をしたいかを考える」(越塚登)(2019年3月11日)が掲載されました