Smart City Expo World Congress 2023 (Barcelona, Spain) に出展しました
越塚研究室が参画する日立東大ラボは、Smart City Expo World Congress 2023 (Barcelona, Spain) に出展しました。出展のテーマは、”Urban Well-being”で、都市(特に東京のようなメガシティ)のおけるウェルビーイングの実現としております。共同で参画している出口研究室(新領域創成科学研究科)による、東京における新しい都市構造の提案の上に、更に越塚研究室からデータ駆動型でのウェルビーイングの実現に関する提案を展示しました。
展示の資料は、以下のURLにあります。
https://koshizuka-lab.github.io/H-UTokyo-Lab/
日立東大ラボハビタットイノベーションプロジェクトで、ビデオをつくりました。
https://www.youtube.com/watch?v=J9hEW4QRbZw
入試説明会(2024年4月入学生、修士課程、博士課程、冬季入試)
当研究室が所属する東京大学 大学院学際情報学府 総合分析情報学コースでは、2024年4月の修士課程、博士課程の、冬季入学試験に向けた総合分析情報学コースの説明会を、10/30と11/26に開催します。研究室への参画を希望し、入学試験を受験される方は、以下のページの情報をお読みください。コース入試説明会のあと、引き続いて、研究室の説明会も開催しますので、研究室に興味ある人は、コースの入試説明会ご参加のあと、そのまま越塚研究室の説明会にご参加ください!
Smart City Expo World Congress 2023に出展・講演します
越塚研究室が参画する、日立東大ラボでは、2023年11月7〜9日にスペイン・バルセロナで開催される、Smart City Expo World Congress 2023に出展及び講演します。
Smart City Expo World Congress 2023ウェブページ
展示社リスト(日立東大ラボ)
展示はジャパン・パビリオンの中で実施され、都市データを効果的に表示して、都市設計に役立てるシステム “Scale City”と、都市におけるウェルビーイング実現のための、Slow Digitalの概念に沿ったサービス “Happiness Finder”のデモ展示を行います。また、ジャパンパビリオンないでの発表と、Agora Sessionにおける越塚教授のパネル討論の登壇などが行われます。
Agora Session “Data-Driven Smart City for Urban Well-being in Japan” (Oct 8, 12:30–12:45, バルセロナ時)
坂村健本学名誉教授・プロジェクトリーダのもと東京大学のプロジェクトチームが研究開発した「TRONリアルタイムOSファミリー」がIEEEマイルストーンとして認定
坂村健本学名誉教授・プロジェクトリーダのもと東京大学のプロジェクトチームが研究開発した「TRONリアルタイムOSファミリー」がIEEEにより(Institute of Electrical and Electronics Engineers:米国電気電子学会)IEEEマイルストーンとして認定を受けました。
IEEEマイルストーンは、IEEEの広範な活動分野である電気・電子の分野において達成された画期的なイノベーションの中で、開発から少なくとも 25年以上経過した、社会や産業の発展に多大な貢献をした歴史的業績を認定する制度です。
今回受賞したマイルストーンの正式名称は“TRON Real-time Operating System Family, 1984” です。1984年に坂村健名誉教授の下で、コンピュータ・アーキテクチャのプロジェクトチームとそのパートナー企業によって、TRONプロジェクトが開始されました。これは今でいうIoT(Internet of Things:モノのインターネット)環境が一般化した時代を見据えて、組込みシステムの効率的な開発環境を確立するための、当時としては珍しいオープンイノベーション型のプロジェクトでした。この開発環境の中核として研究開発されたものが「TRONリアルタイムOSファミリー」です。このOSは広く使われ、現在も改良され進化し続けています。その成果の一つµT-Kernel 2.0の仕様はIEEE規格(2050-2018)に採用されています。
今回の認定理由の全文を引用します。
“In 1984, a computer architecture project team at the University of Tokyo began designing The Real-time Operating system Nucleus (TRON) OS family and helping external partners commercialize it. Specifications and sample source code were provided openly and freely, facilitating innovations by developers and users. TRON real-time OS family copies have been adopted worldwide in billions of embedded computer devices, including aerospace and industrial equipment, automotive systems, and home electronics.”
(参考訳:1984年、東京大学のコンピュータアーキテクチャのプロジェクトチームは、OSファミリー、The Real-time Operating system Nucleus (TRON)、の設計と、外部パートナーによる製品化の支援を開始しました。仕様書やサンプルソースコードはオープンかつ自由に提供され、開発者やユーザーによるイノベーションを促進しました。TRONリアルタイムOSファミリーは、航空宇宙機器、産業機器、車載システム、家電製品など、世界中で数十億台の組込みコンピュータ機器に採用されています。)
なお、IEEEマイルストーンの認定を記念して授与されるブロンズ銘板は、今後、一般向けに恒久展示を行います。展示場所の東京大学本郷キャンパスで、IEEEマイルストーンの贈呈式を2023年10月14日(土)に開催する予定です。
補足
(1) IEEE
IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers:米国電気電子学会)は、人類の利益のために技術を進歩させることを目的とした世界最大の技術専門組織です。IEEEとIEEEメンバーは頻繁に引用される出版物、国際会議、標準規格(スタンダード)、および専門的・教育的活動を通じ、航空宇宙システム、コンピュータ、テレコミュニケーションから、バイオメディカル・エンジニアリング、電力、コンシューマー・エレクトロニクスに至るまで、幅広い分野で信頼されています。
IEEEについて、詳しくは次のURLをご覧ください。
https://www.ieee.org/
(2) IEEE Milestone
電気電子工学とコンピューティングプログラムにおけるIEEE Milestone は、IEEEに関連するあらゆる分野における重要な技術的業績を称えるものです。それはIEEE History Committeeのプログラムで、IEEE History Center を通じて運営されています。
IEEE Milestoneは、ユニークな製品、サービス、重要な論文、特許に見られる人類の利益につながる技術革新と卓越性を評価するものです。
IEEEは、1984年の100周年記念式典に合わせて、IEEEが代表する専門職や技術を生んで育てた巨人の世紀 (Century of Giants)の功績を称えるために、1983年にMilestones Programを設立しました。
各Milestoneは、IEEEに代表される技術分野において、25年以上前に誕生し、地域での広がり以上の影響を与えた重要な技術的業績を認定するものです。現在までに、世界中で230以上のMilestoneが承認され、贈呈されています。
IEEE Milestone について、詳しくは次のURLをご覧ください。
https://ieeemilestones.ethw.org/Main_Page
(3) TRONプロジェクト
TRONプロジェクトは、1984年に発足した産学共同のコンピュータ・アーキテクチャの開発プロジェクトです。坂村健 本学名誉教授をプロジェクトリーダーとし、組込みシステム向けのリアルタイムOSとその開発環境整備からIoTネットワークまで、様々なコンピュータ分野の開発を進めています。
TRONプロジェクトの成果は、自動車のエンジン制御、デジタルカメラや携帯電話などの情報家電といった民生分野の製品から、工場内の機械制御といった産業分野まで、さまざまな分野の組込みシステムに世界中で幅広く利用されています。
TRON プロジェクトはオープンアーキテクチャを標榜しプロジェクトの活動を行ってきました。また、国際標準化団体に積極的に技術仕様を標準案として提案し、基盤技術の国際標準化に貢献しています。
TRONプロジェクトについて、詳しくは次のURLをご覧ください
https://www.tron.org/
以上
研究室説明会(5/20土、15:00〜)
2024年度の入学生向けの、研究室説明会を以下の通り開催します。
5/20に開催されるコース入試説明会の後に実施します。
■ 日時
2023年5月20日(土)15:00〜
! 第二回目を、2023年6月16日(金)1900から予定しています。
こちらもコース入試説明会に続けて実施します。
■ 場所
東京大学大学院情報学環 ダイワユビキタス学術研究館3階
越塚研究室(ダイワユビキタス学術研究館)+Zoomのハイブリット
Zoomのアクセス先は、以下の通り
- https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/84021202871?pwd=eGI3bWJrcDV1ZVNuYVNUL3NzejhPUT09
- ミーティングID: 840 2120 2871
- パスコード: 076076
■ 参加方法
特に申し込みや予約は必要ありません。当日、13:00〜15:00で開催されるコース入試説明会にご参加いただければ、その後引き続いて実施します。またオンラインでご参加の方は、上記アドレスに15:00にコネクトしてください。
横窪安奈助教が着任しました!
2023年4月より、大学院情報学環に、横窪安奈 助教 が着任いたしました。横窪安奈助教は、学際情報学府における教育のほうでは、主に総合分析情報学コースをご担当いただきます。横窪先生の専門分野は、ヒューマンコンピュータインタラクション、エンタテインメントコンピューティング、技能習得支援、情報デザインです。
ご自身によるご紹介
Human-Computer Interactionを軸として、生活に密着したユビキタスコンピューティングアプリケーションの提案・実装をしています。特に、伝統芸道(華道・茶道・香道など)とデジタル技術を掛け合わせ、多様な人がその魅力に触れやすくなり、容易に参加できる環境と新たな価値創出を目指して研究しています。また、情報デサインの手法を用いて、ユーザ視点に立ち、直感的かつ操作が煩雑にならないようなUI・UX設計や新しいインタラクションを模索しています。
入試説明会(4/23, 5/20, 6/16)
越塚研究室が担当している、大学院学際情報学府・総合分析情報学コースの入試説明会、ハイブリッド(オンラインと会場対面、併用)で開催されます。当研究室にご興味ある方は、是非ご参加ください。
開催案内
使いやすい防災データPF研究会第一回を開催
2022年12月12日(月)に、「使いやすい防災データPF研究会」第一回の会合を開催しました。それとともにウェブページも解説しました。
台日気象産業ウェビナー開催します
台日気象産業ウェビナー
開催概要
- 開催日;2022年9月7日(水)10:00〜17:30(JST)
- 開催方法;Youtubeでライブ配信(https://www.youtube.com/watch?v=r14SsQmI-NY)
- プログラムとお申し込み先:https://reurl.cc/ZbWxa6
- リンクの先のページの資料にあるURLからお申し込みいただくと、講演資料のダウンロードが可能になります。
- 参加費:無料
- 主催:社団法人台湾気候サービス連盟
- 共催:東京大学大学院情報学環・学際情報学府、財団法人中華経済研究院
- 後援:台湾交通部中央気象局
プログラム
10:00-10:30 会場受付開始/サインイン
10:30-10:55 オープニング・セッション
【開会挨拶】
陳泰然(Tai-Jen George Chen):台湾気候サービス連盟・理事長
【日本側来賓挨拶】
山内祐平(Yuhei Yamauchi):東京大学大学院情報学環・学環長
越塚登(Noboru Koshizuka):東京大学大学院情報学環・教授/気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC)・会長
【台湾側来賓挨拶】
鄭明典(Ming-Dean Cheng):中央気象局・局長
張傳章(Chuang-Chang Chang):中華経済研究院・院長
10:55〜13:00 基調講演:台湾及び日本氣象ビジネスの現状と展望
10:55-11:00 開会
司会:陳泰然(Tai-Jen George Chen):台湾気候サービス連盟・理事長
11:00-11:45「気象データとグリーン社会:日本におけるカーボンニュートラルへの取組」
越塚登(Noboru Koshizuka):東京大学大学院情報学環・教授/気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC)・会長
11:45-12:30「台湾気象産業発展の機会と挑戦」
程家平(Chia-Ping Cheng):中央気象局・副局長/中華民国気象学会・理事
12:30-13:00 Q & A
13:00-14:00 昼休憩
14:00〜15:10 セッション1:IoT又はAI(人工知能)における気候サービスとデータの異分野の応用事例
14:00-14:05 開会
司会:道方孝志(Takashi Michikata):東京大学大学院情報学環・准教授
14:05-14:25 「分散型IDを活用した炭素排出量の算出と、そのデータ活用について」
向縄嘉律哉(Kazuya Saginawa):DataGateway 株式会社・代表取締役社長
14:25-14:45 「気象サービスのAioT(モノの人工知能化)における応用」
毛暁夫(Jeff Mau):資拓宏宇国際株式会社・副社長/台湾気候サービス連盟・理事
14:45-14:55 Q & A
14:55-15:10 休憩
15:10〜16:20 セッション2:気候サービスのビジネスマッチングおよびイノベーションを推進する事例
15:10-15:15 開会
司会:趙恭岳(Kung-Yueh Camyale Chao):国際気候発展協会(ICDI)・最高経営責任者
15:15-15:35 「データを活用した未来のビジネスと、その中で気象データが果たす役割」
村上文洋(Fumihiro Murakami):気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC)・新規気象ビジネス創出WG・座長
15:35-15:55 「再生エネルギーおよび気候変動における気象の創造的付加価値の応用/気象産業におけるエコシステム確立」
彭啟明(Chi-Ming Peng):天気風険管理開発株式会社・創設者兼社長/台湾気候サービス連盟・理事
15:55-16:05 Q & A
16:05-16:20 休憩
16:20〜17:30 セッション3:気候サービス産業の人材育成方法及び発展の事例
16:20-16:25 開会
司会:彭啟明(Chi-Ming Peng):天気風険管理開発株式会社・創設者兼社長/台湾気候サービス連盟・理事
16:25-16:45 「WXBC人材育成WGの活動ご紹介」
田原春美(Harumi Tahara):気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC)・人材育成WG・座長
16:45-17:05 「気候サービス産業の人材育成のモデルと発展」
趙恭岳(Kung-Yueh Camyale Chao):国際気候発展協会(ICDI)・最高経営責任者/台湾気候サービス連盟・理事
17:05-17:15 Q & A
17:15-17:30 閉会
越塚登(Noboru Koshizuka):東京大学大学院情報学環・教授/気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC)・会長
陳泰然(Tai-Jen George Chen):台湾気候サービス連盟・理事長
以上
東京オープンデータデイ2022
東京オープンデータデイが、2022年6月12日、以下の通り開催されます。
「東京のスマートシティを考えよう!」
東京のスマートシティを実現するため、東京都及び東京23区、民間企業のオープンデータを活用し、GISを用いて課題の見える化を行い、その解決アイデアを自治体職員と住民、企業が一緒になって考えましょう。
詳細