フィンランド Turuk大学による日立東大ラボ訪問(2024年2月6日)

2024年2月6日に、フィンランド Turuk大学の皆様が、日立東大ラボ・ハビタットイノベーションを訪問し、スマートシティに関してディスカッションを行いました。

 


 

 

 

 

坂本凛くんが「情報処理学会行動変容学研究グループ第6回研究会」で「最優秀デモ・ポスター賞」を受賞!

2023年12月22日(金)に東京大学大学院 情報学環 ダイワユビキタス学術研究館にて開催された「情報処理学会行動変容学研究グループ第6回研究会」において、越塚研D1の坂本凛くんが「最優秀デモ・ポスター賞」を受賞しました。受賞した研究については、こちらからご確認頂けます。

On Friday, December 22, 2023, at the Daiwa Ubiquitous Computing Research Building of the University of Tokyo Interfaculty Initiative in Information Studies Graduate School of Interdisciplinary Information Studies, Mr. Rin Sakamoto from Koshizuka Lab, D1, was awarded the “Best Demo/Poster Prize” during the 6th Research Workshop of the IPSJ SIG-BTI (Behavior Transformation by IoT). Details about the awarded research can be accessed through the following URL.

http://www.sig-bti.jp/event/pdf/ProceedingsOfIPSJBTI-06.pdf 

IEEE BigData 2023 (Dec. 15~18, Sorrento, Italy) で越塚研究室より論文3本発表(2023年12月)

IEEE BigData 2023 (12月15〜18日、イタリア・ソレント)で、越塚研究室より3本の論文を発表しました。発表者は、道方准教授、金くん(博士課程)、松永くん(修士課程)です。

発表論文

  • Kijun Kim and Noboru Koshizuka: “Extending Healthy Life Expectancy: Frailty Detection Model Using Smart Meter and Machine Learning”, IEEE BigData 2023, Special Session on Healthcare Data, Dec., 2023.
  • Itsuki Matsunaga, Takashi Michikata, and Noboru Koshizuka: “ITDT: International Testbed for Dataspace Technology”, IEEE BigData 2023, Special Session on DFFT (Data Free Flow with Trust), Dec., 2023.
  • Takashi Michikata, Yusuke Sasaki, and Noboru Koshizuka: “Applying Homomorphic Encryption to Data Spaces”, IEEE BigData 2023, Special Session on DFFT (Data Free Flow with Trust), Dec., 2023.

 

 

IDSA Japan Hub 設立と MoU締結式

データスペース・ディスカバリー・デイ・東京の開催
〜IDSA Japan Hub 設立と MoU締結式〜

2023年11月22日、国立大学法人東京大学は、一般社団法人データ社会推進協議会(DSA)、International Data Spaces Association(IDSA)、3者間でMoU(Memorandum of Understanding)を締結し、東京大学情報学環(東京都文京区)内にIDSA Japan Hubを設立しました。

IDSAは、デジタル時代におけるデータ駆動社会実現のための国際的なデータスペース構築のパイオニアです。今後、IDSA Japan Hubでは、国際的な協調の下で、データスペースに関する活動・研究を行い、日本におけるデータ流通とイノベーションを促進いたします。(原稿:清家大嗣、葛杭麗)

Data Spaces Discovery Day, Tokyo
〜IDSA Japan Hub Establishment and MoU Signing Ceremony〜

On November 22, 2023, The University of Tokyo signed a Memorandum of Understanding (MoU) with Data Society Alliance and the International Data Spaces Association (IDSA) to announce the establishment of IDSA Japan Hub, within the University of Tokyo Interfaculty Initiative in Information Studies (Bunkyo-ku,Tokyo).

IDSA is a pioneer in the international construction of data spaces to realize a data-driven society in the digital age. In the future, IDSA Japan Hub will engage in activities and research related to data spaces under international collaboration, promoting data flow innovation in Japan.(Manuscript by Hirotsugu Seike and Hangli Ge)

写真1:左から、越塚登教授(東京大学大学院情報学環・教授/DSA会長)、
奥井規晶氏(DSA理事長)、ラーズ・ナーガル氏(IDSA CEO)
Pictured 1: From left to right are Noboru Koshizuka (Professor, III, the University of Tokyo/President, DSA), Noriaki Okui (Chairman, DSA), and Lars Nagar (IDSA CEO)

 

写真2:Data Spaces Discovery Day Tokyo登壇者
Picture 2: Speakers of Data Spaces Discovery Day Tokyo


■開催概要

  • 名称:データスペース・ディスカバリー・デイ・東京(Data Spaces Discovery Day, Tokyo)
  • 会場: 日本橋ホール
  • 日時:2023 年 11 月 22 日 13:30〜17:30 (JST)
  • 主催: 国立大学法人 東京大学 (情報学環ユビキタス情報社会基盤研究センター (IDSA Japan Hub Coordinator))
  • 共催: International Data Spaces Association、一般社団法人データ社会推進協議会
  • 後援: デジタル庁、情報処理推進機構(IPA)、ロボット革命・産業 IoT イニシアティブ協議会、インダストリアルバリューチェーンイニシアティブ、社会基盤情報流通推進協議会 (AIGID)
  • 特別協賛: 三井不動産株式会社
  • 協賛: PwCコンサルティング合同会社、ソフトバンク株式会社、株式会社日立製作所、日本電気株式会社、株式会社NTTデータグループ、NTTコミュニケーションズ株式会社、SAPジャパン株式会社、三菱電機株式会社、エブリセンスジャパン株式会社、東京大学国際オープンイノベーション機構、宇宙サービスイノベーションラボ事業協同組合

■Outline of the event

  • Event Name: Data Spaces Discovery Day, Tokyo
  • Venue: Nihonbashi Hall
  • Date and Time: November 22, 2023, 13:30 to 17:30 (JST)
  • Organizer: The University of Tokyo (School of Information Science, Ubiquitous Information Society Infrastructure Research Center – IDSA Japan Hub Coordinator)
  • Co-organizers: International Data Spaces Association, General Incorporated Association Data Society Promotion Council
  • Support: Digital Agency, Information-technology Promotion Agency (IPA), Robot Revolution & Industrial IoT Initiative Association, Industrial Value Chain Initiative, Association for Infrastructure Information Distribution (AIGID)
  • Special Sponsor: Mitsui Fudosan Co., Ltd.
  • Sponsors: PwC Consulting LLC, SoftBank Corp., Hitachi, Ltd., NEC Corporation, NTT DATA Group, NTT Communications Corporation, SAP Japan Co., Ltd., Mitsubishi Electric Corporation, EverySense Japan Co., Ltd., International Open Innovation Organization of The University of Tokyo, Space Service Innovation Laboratory Business Cooperative Association

※ なお、本講演は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業(JPNP20017)/ポスト5G情報通信システムの開発/超分散コンピューティング技術の開発』事業の支援を受けて実施しています。


 

Data Spaces Discovery Day, Tokyo開催(2023年11月22日)

Data Spaces Discovery Day Tokyo | データスペース・ディスカバリーデイ・東京

2023年11月22日に、東京大学主催で、データ社会推進協議会(DSA)と、ドイツIDSA(International Data Spaces Association)が共催で、Data Discovery Day 2023を開催いたします。この11月には、この3者ので間でMoUを締結して、IDSA Japan Hub Coordinatorと、IDSA Japan Research Hubを東京大学に設置いたいます。in-personaの会場参加とオンライン参加両方があります。会場参加は、かなり席数が限られております。今回IDSAからは、IDSA CEOのLars Nagel氏も来日し、基調講演を行う予定です。越塚研究室は、本イベントの中心となって活動いたします。是非皆様ふるってご参加ください!!

https://www.eventbrite.de/e/data-spaces-discovery-day-tokyo-tickets-736400603027

プログラム等案内ページ

Data Spaces Discovery Day, Tokyo開催案内

第4回 Ed-AIシンポジウム「AI時代の学び方―プログラミング教育の進化とAIの活用―」を開催しました

越塚研究室が参画するEd-AI研究会(https://ed-ai.org/)の主催により、2023年11月11日に、福武ホールで第4回 Ed-AIシンポジウム「AI時代の学び方―プログラミング教育の進化とAIの活用―」を開催しました(https://ed-ai.org/?p=505)。
本シンポジウムでは、AI技術とプログラミング教育の融合について議論しました。そして、学習への活用、学校現場での利活用、教員のありかたの変容、ポジティブな面・ネガティブな面など、AI技術を教育にどのように活用できるかについて議論を行いました。

Smart City Expo World Congress 2023 (Barcelona, Spain) に出展しました

越塚研究室が参画する日立東大ラボは、Smart City Expo World Congress 2023 (Barcelona, Spain) に出展しました。出展のテーマは、”Urban Well-being”で、都市(特に東京のようなメガシティ)のおけるウェルビーイングの実現としております。共同で参画している出口研究室(新領域創成科学研究科)による、東京における新しい都市構造の提案の上に、更に越塚研究室からデータ駆動型でのウェルビーイングの実現に関する提案を展示しました。

展示の資料は、以下のURLにあります。
https://koshizuka-lab.github.io/H-UTokyo-Lab/

日立東大ラボハビタットイノベーションプロジェクトで、ビデオをつくりました。
https://www.youtube.com/watch?v=J9hEW4QRbZw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入試説明会(2024年4月入学生、修士課程、博士課程、冬季入試)

当研究室が所属する東京大学 大学院学際情報学府 総合分析情報学コースでは、2024年4月の修士課程、博士課程の、冬季入学試験に向けた総合分析情報学コースの説明会を、10/30と11/26に開催します。研究室への参画を希望し、入学試験を受験される方は、以下のページの情報をお読みください。コース入試説明会のあと、引き続いて、研究室の説明会も開催しますので、研究室に興味ある人は、コースの入試説明会ご参加のあと、そのまま越塚研究室の説明会にご参加ください!

総合分析情報学コース冬季入試説明会(10/30, 11/26)

Smart City Expo World Congress 2023に出展・講演します

越塚研究室が参画する、日立東大ラボでは、2023年11月7〜9日にスペイン・バルセロナで開催される、Smart City Expo World Congress 2023に出展及び講演します。

Smart City Expo World Congress 2023ウェブページ

展示社リスト(日立東大ラボ)

展示はジャパン・パビリオンの中で実施され、都市データを効果的に表示して、都市設計に役立てるシステム “Scale City”と、都市におけるウェルビーイング実現のための、Slow Digitalの概念に沿ったサービス “Happiness Finder”のデモ展示を行います。また、ジャパンパビリオンないでの発表と、Agora Sessionにおける越塚教授のパネル討論の登壇などが行われます。

Agora Session “Data-Driven Smart City for Urban Well-being in Japan” (Oct 8, 12:30–12:45, バルセロナ時)

 

 

坂村健本学名誉教授・プロジェクトリーダのもと東京大学のプロジェクトチームが研究開発した「TRONリアルタイムOSファミリー」がIEEEマイルストーンとして認定

坂村健本学名誉教授・プロジェクトリーダのもと東京大学のプロジェクトチームが研究開発した「TRONリアルタイムOSファミリー」がIEEEにより(Institute of Electrical and Electronics Engineers:米国電気電子学会)IEEEマイルストーンとして認定を受けました。

IEEEマイルストーンは、IEEEの広範な活動分野である電気・電子の分野において達成された画期的なイノベーションの中で、開発から少なくとも 25年以上経過した、社会や産業の発展に多大な貢献をした歴史的業績を認定する制度です。

今回受賞したマイルストーンの正式名称は“TRON Real-time Operating System Family, 1984” です。1984年に坂村健名誉教授の下で、コンピュータ・アーキテクチャのプロジェクトチームとそのパートナー企業によって、TRONプロジェクトが開始されました。これは今でいうIoT(Internet of Things:モノのインターネット)環境が一般化した時代を見据えて、組込みシステムの効率的な開発環境を確立するための、当時としては珍しいオープンイノベーション型のプロジェクトでした。この開発環境の中核として研究開発されたものが「TRONリアルタイムOSファミリー」です。このOSは広く使われ、現在も改良され進化し続けています。その成果の一つµT-Kernel 2.0の仕様はIEEE規格(2050-2018)に採用されています。

今回の認定理由の全文を引用します。

“In 1984, a computer architecture project team at the University of Tokyo began designing The Real-time Operating system Nucleus (TRON) OS family and helping external partners commercialize it. Specifications and sample source code were provided openly and freely, facilitating innovations by developers and users. TRON real-time OS family copies have been adopted worldwide in billions of embedded computer devices, including aerospace and industrial equipment, automotive systems, and home electronics.”

(参考訳:1984年、東京大学のコンピュータアーキテクチャのプロジェクトチームは、OSファミリー、The Real-time Operating system Nucleus (TRON)、の設計と、外部パートナーによる製品化の支援を開始しました。仕様書やサンプルソースコードはオープンかつ自由に提供され、開発者やユーザーによるイノベーションを促進しました。TRONリアルタイムOSファミリーは、航空宇宙機器、産業機器、車載システム、家電製品など、世界中で数十億台の組込みコンピュータ機器に採用されています。)

なお、IEEEマイルストーンの認定を記念して授与されるブロンズ銘板は、今後、一般向けに恒久展示を行います。展示場所の東京大学本郷キャンパスで、IEEEマイルストーンの贈呈式を2023年10月14日(土)に開催する予定です。

補足

(1) IEEE

IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers:米国電気電子学会)は、人類の利益のために技術を進歩させることを目的とした世界最大の技術専門組織です。IEEEとIEEEメンバーは頻繁に引用される出版物、国際会議、標準規格(スタンダード)、および専門的・教育的活動を通じ、航空宇宙システム、コンピュータ、テレコミュニケーションから、バイオメディカル・エンジニアリング、電力、コンシューマー・エレクトロニクスに至るまで、幅広い分野で信頼されています。

IEEEについて、詳しくは次のURLをご覧ください。
https://www.ieee.org/

(2) IEEE Milestone

電気電子工学とコンピューティングプログラムにおけるIEEE Milestone は、IEEEに関連するあらゆる分野における重要な技術的業績を称えるものです。それはIEEE History Committeeのプログラムで、IEEE History Center を通じて運営されています。

IEEE Milestoneは、ユニークな製品、サービス、重要な論文、特許に見られる人類の利益につながる技術革新と卓越性を評価するものです。

IEEEは、1984年の100周年記念式典に合わせて、IEEEが代表する専門職や技術を生んで育てた巨人の世紀 (Century of Giants)の功績を称えるために、1983年にMilestones Programを設立しました。

各Milestoneは、IEEEに代表される技術分野において、25年以上前に誕生し、地域での広がり以上の影響を与えた重要な技術的業績を認定するものです。現在までに、世界中で230以上のMilestoneが承認され、贈呈されています。

IEEE Milestone について、詳しくは次のURLをご覧ください。
https://ieeemilestones.ethw.org/Main_Page

(3) TRONプロジェクト

TRONプロジェクトは、1984年に発足した産学共同のコンピュータ・アーキテクチャの開発プロジェクトです。坂村健 本学名誉教授をプロジェクトリーダーとし、組込みシステム向けのリアルタイムOSとその開発環境整備からIoTネットワークまで、様々なコンピュータ分野の開発を進めています。

TRONプロジェクトの成果は、自動車のエンジン制御、デジタルカメラや携帯電話などの情報家電といった民生分野の製品から、工場内の機械制御といった産業分野まで、さまざまな分野の組込みシステムに世界中で幅広く利用されています。

TRON プロジェクトはオープンアーキテクチャを標榜しプロジェクトの活動を行ってきました。また、国際標準化団体に積極的に技術仕様を標準案として提案し、基盤技術の国際標準化に貢献しています。

TRONプロジェクトについて、詳しくは次のURLをご覧ください
https://www.tron.org/

以上

アクセス

住所
東京都文京区本郷7-3-1
東京大学大学院情報学環
ダイワユビキタス学術研究館